こんにちは。
今日は「フェブラリーS×モズアスコット」というテーマで記載します。
2月23日(日)、東京競馬場で開催される「フェブラリーS(G1)」。今年最初のG1レースというこもあり注目の一戦だ。
現在、人気(※)を集めているのは昨年の覇者インティと根岸Sで初ダートを制したモズアスコット。今回、ダートへの転戦で見事勝利したモズアスコットに注目してみたい。
■2018年安田記念優勝馬
2018年の始動戦「阪急杯(G3)」を2着でスタートすると、続く「マイラーズC(G2)」「安土城S(OP)」をともに2着とマイル路線を好走。
勢いにのるモズアスコット、「安田記念(G1)」ではメンバー上がり最速をマークし先頭を走るアエロリットを捉えゴール。5着までコンマ2秒内の激闘、ゴール直前は息を飲む展開だった。
9番人気の低評価をいい意味で裏切り勝利、マイル路線での主役の一頭となった。
■初ダート「根岸S(G3)」を制覇
「安田記念(G1)」を制した後、2018年の秋シーズンから2019年の秋と実に1年もの間、凡走が続いた。唯一「スワンS(G2)」2連覇という結果を残したが、凡走が余りにも多くG1ホースの存在感が薄れたのは確かだ。
2020年の始動戦、陣営が選んだレースは東京ダート1400メートルの「根岸S(G3)」だった。スタートで出遅れながらも立て直し、最後の直線で末脚を発揮しコパノキッキングを捉え、1馬身1/4差をつけてのゴール。
芝G1ホースとは言え、うだつの上がらない成績が続いていただけに、初ダートに疑問を感じていたが、蓋を開けてみれば圧勝劇、初ダートとは思えない見事な走りでダートでの可能性を見出した。
■ダート適正はある?
【父Frankel】
父Frankel、産駒のダート適性は未知数だ。日本でFrankel産駒でパッと思いつくのはソウルスターリング、タニノフランケルと言ったところか。日本だけでなく世界でみてもハッキリとした傾向を見れるほどサンプルがないため、ダートは駄目と言い切るのは早い。
【母India】
母Indiaは現役時代、ダートが主流だった。母父ヘネシーもダートが主流でアメリカのダートG1を制した実績を持っている。母系を見る限りダートは走るとみていいだろう。
少し先になるがフェブラリーS後は、オーストラリアで開催される「ドンカスターマイル(G1)」を予定している。再び芝レースに戻ることになる。まずは目の前のダートG1フェブラリーSが目標だが、ここでも根岸Sに続き結果を残すようなら「二刀流」として世界の舞台へ挑戦、という競馬ファンにとって嬉しいストーリーになる。
かなり古い話になるが「二刀流」として名を馳せたアグネスデジタルがいたが、ここ最近の競馬で「二刀流」の楽しみを与えてくれた馬がいただろうか。もしかすると、今回フェブラリーSで、本格的な「二刀流」馬が誕生するかもしれない。期待が高まる。