【皐月賞】注目馬!クリスタルブラック

皐月賞、クリスタルブラック(見解)

 

■2戦2勝 [2-0-0-0]

現在2戦2勝 [2-0-0-0]と、出走予定馬で人気の高い馬の中ではキャリアが最も浅い。

 

デビューは昨年の12月、3番人気ながらメンバー上がり最速をマークし勝利。

 

前走「京成杯(G3)」では、後方からのレースとなり、最終コーナーで大外を回し、先頭集団をまとめて交わすと、最後逃げ粘るスカイグルーヴを差し切り勝利した。まさに後方一気の豪脚炸裂というスゴ技であった。

 

2着のスカイグルーヴは良血馬(※)であり、新馬戦も5馬身差をつけて完勝するなど実力馬である。その他、4着ビターエンダーは「共同通信杯(G3)」を2着を挙げている。
※父エピファネイア、母アドマイヤセプター、母父キングカメハメハ、母母アドマイヤグルーヴ

 

このように、相手が弱かったことによる勝利ではなく、実力のある馬たちに勝利したと言える。キャリア2戦と未知数な部分が多いが、「京成杯(G3)」の勝ち方を見ると、能力面において評価してよいと考える。

 

 

■キズナ初年度産駒

先日の「桜花賞(G1)」をエピファネイア初年度産駒であるデアリングタクトがキャリア2戦で勝利したのは記憶に新しい。

 

一方、同じ土俵にあるギズナ産駒はマルターズディオサの「チューリップ賞(G2)」が最高成績で、まだG1を制覇していない。

 

今回、キズナ産駒はキメラヴェリテ、クリスタルブラック、ディープボンドが出走予定。この中から初年度産駒のG1制覇が現れるか見どころだ。

 

現役時代にいくつもの重賞でライバル関係にあったキズナとエピファネイア。今度は産駒たちがライバル関係として競馬界を賑わせそうだ。

 

 

デビューから一貫して中山を使って勝利をしている。特に皐月賞と同じ舞台(中山・芝2000メートル)で行われた「京成杯(G3)」で勝利できたのは心強い。

 

現在、3強(コントレイル、サトノフラッグ、サリオス)と言われている。大番狂わせがあるとしたら、この馬が筆頭と言っていいだろう。